2011年大河 -姫たちの戦国-』   - 第三十回 愛しき人よ -


■第三十回 『最悪の夫』総評


 話のあらすじは1595年(文禄四年)、京都伏見の徳川屋敷から。前回、さんざん揉めた挙句に徳川秀忠(向井理)に嫁ぐことになった江(上野樹里)。
 豊臣家の人間ではなく徳川家の嫁として迎えた最初の朝は、寝坊から始まる。寝ぼけ眼に入った徳川葵の紋を見て仰天しつつ覚醒するお姫様。どこのラブコメ漫画だ。



 父親譲りなのか、漢方薬の本(本草綱目か?)を退屈そうに読み耽る秀忠。『良く寝るものですねー』と、やはり素っ気無い態度。

 秀忠の傅役を勤め、徳川家康の参謀である本多正信(草刈正雄)が江に拝謁し、『織田信長の姪』と持ち上げると表情を緩ませるお姫様。

( ・(,,ェ)・)oO( だから十三年前に死んだ魔王の後光をどこまで引っ張るんだと。)


 豊臣家に置いて来た愛娘・完の風車と、亡き夫・豊臣秀勝(AKIRA)の形見である短刀と手紙。それを眺めて過去を偲ぶ江。豊臣家には戻らない、徳川家の人間になると言ったはずだが、まだ未練が断ち切れない。

 徳川家康(北大路欣也)は嫡男と姉さん女房の表面だけおしどり夫婦っぷりにご満悦。『夜もばりばり励んでいる』と言われて噴出す江。

 男児をもうけろと言われて『私は子を生む道具じゃない』と言い放つ暴走姫様、夫の丁寧な言葉遣いを非難するよりそのスィーツな考え方はもっと如何なものかと思う。



 そして徳川家生活二日目も順調に寝坊する江。


 無理に起きなきゃいいのに、とやっぱりそっけない秀忠。夫が登城したあとは風車と一緒に朝っぱらから黄昏る。そんなブルー気分の妹のもとに突然訪れた次姉・初(水川あさみ)、いきなり抱きつくなり号泣。なんだ、何があった。



 江じゃなくっても『え?』と言いたくなる展開、聞けば夫の京極高次(斉藤工)に男児つきの側室があって、それが隠蔽されていたのが原因だという。

 正室のヒステリーに、家臣使用人の前で堂々と土下座して謝る高次。
もと室町幕府四職家・佐々木源氏の嫡流、なにやってる。っていうか一夫一婦制の旦那が浮気したんじゃないわけだが。



 そして鼻かんで泣きながら、妹に子供をねだる姉。でもって断られたらケチと罵る姉。この姉あって、娘をほっぽりだす妹あり。

 
そして、亡父の遺品をもっていることをさも当然のように看破する姉と、それをめぐって取っ組み合いしてる最中に夫に帰宅され取り乱し、蓋で手を詰める妹。

 ( ・(,,ェ)・)oO( だからラブコメ漫画は大河じゃなくって雑誌でやれ。 )

 帰宅した秀忠に今日の出来事を聞くと『何、興味あるの。じゃあ夫婦になりたいってことでFA?』と切り返される。即座に否定。(仮面)夫婦の会話終了。


 愛娘と亡父秀勝の思い出を眺めながら不貞寝する江。それを秀忠がきれいさっぱり目撃。だが、あの天邪鬼がどうしたわけか姫様覚醒に気づくとなぜか逃走。よくわからないツン振り。


 太閤豊臣秀吉、病の床に伏すとの報を受けて心配そうに表情を曇らせる江。秀忠に『親の敵で、バツ2にさせた張本人が心配か?』と突っ込まれると『姉の夫だ』とぽつり。

 『では、城に行って殿下に会ってくれば?』とそっけない態度に言葉もなく撤退する江。そして嫁さんの退去を見て速攻、櫃のなかを確かめる秀忠。遺品を見て舌打ち、捨てるのかと思いきやなぜか元通りに仕舞ってしまう。

( ・(,,ェ)・)oO( どうして今年の大河の旦那組はこう、はっきりしないのが多いかな。)



  義父・徳川家康に秀吉の病状を尋ねる暴走嫁。『たいしたことはなさそうだが、江と話が出来ないままだと心配してたぞ?』と何食わぬ顔で説明しつつ薬研で漢方生薬づくりに没頭している振りをする家康。


…――しかし、江退場後には『秀吉の病状から目を離すな』とピシャリ。この一瞬だけで一気に画面の空気が歴史大河っぽく。



 結局、秀吉の病状は回復。

( ・(,,ェ)・)oO( ちなみに秀忠は秀吉の年齢を御歳五十八歳と言っているが、秀吉は1595年で五十九歳だ。まさか数え歳じゃなくて満年齢で歳を数えたのか、秀忠。


 しかし江と秀忠の夫婦仲は回復しないまま一年ほどが経過。食事のときも顔をあわせない、中庭を挟んでの暮らし。家康でなくっても孫が出来るか心配になる展開。ということは1596年(文禄五年/慶長元年)になったということか。


 そして秋になって、ついに江が豊臣家を通して離縁を申し出る。『どっちかが夫婦になりたいと思うまで意地っ張り合戦』を申し出たはずの秀忠、『自分に断りもなしに。不愉快な』。


 お前はツンなのかそれともただの天邪鬼か。



 そして、ここで徳川屋敷に大火事が発生!!! 


 燃え盛る紅蓮の業火に江の亡父と愛娘を偲ぶ品がまさに失われようとしている。悲嘆にくれながら意識を手離しかける江を、秀忠が捨て身で救出。


 これ、事実上の『嫁にしたい宣言』で通らないか。離縁してって言われた晩に、仮面嫁相手に。



 そして、秀忠が燃え盛る徳川屋敷に再突入。

 徳川家の世継ぎが窮地へ再び舞い戻ったというのに誰も後を追わないし止めない展開。そして、江のだいじな大事な思い出の品を持って生還!! いよいよツンデレフラグが立ったか秀忠。

 ( ・(,,ェ)・)oO( 一人ぐらい後を追え。っていうか徳川家級の大大名家の屋敷が侍女の取り落とした火種程度で燃えるのか。確か徳川家康の屋敷には寝ずの番の守衛が大勢いたはずだが。)
 

 火事騒動が済んでのち、珍しく素直に謝って礼を言う江。
 そして緊急時が終われば相変わらず素っ気無い態度を貫徹する秀忠。

 そのあまりの温度差に『私を今まで女として馬鹿にして遠ざけてきた!!』と逆切れする江、けれど秀忠の方が一枚上手。


 結局、遺品を死ぬ気で取り戻してもなお寛大にそれを許した秀忠の懐広さに半泣き顔になった江が白旗、意地っ張り合戦は秀忠に凱歌があがり、暴走お姫様に『私の勝ちでいいなら、夫婦になりましょう』宣言で締め。



―――難産な夫婦の契りっていうか、暴走お姫様がたんにややこしいだけな気がしなくもない。


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■話の展開に困るとなにか事件を起こして、そのついでに江の性格・感情修正する脚本はこれで何回目だ?


 物語は、率直な感想としては『戦国時代末期を舞台にした安直な恋愛物語』と言ってしまえばそれまでの様な印象を受けました。赤髭は女心どころか秋の空すら判らない心情読めずの人非人を自認しておりますので、こういう恋愛模様な展開になってくると正確な判断が出来ません。


 それを抜きにしても、江というキャラクターは冷静に観察すると『えらい自分本位な我がまま暴走お姫様。』ですので、どういう物語展開で徳川秀忠に心を靡かせるのだろうかと思ってましたが…――言うに悪いですが、火事とか不測の事態で手っ取り早く括りつけるってのはストーリーテラーとしては反則にしか思えません。



 相変わらず、『私は子供を生む道具じゃない』とか、初が京極高次に側室が居たことに嫉妬して離縁宣言とか…戦国時代を舞台としているにはあまりに歴史軽視な展開で、歴史モノの醍醐味である時代の情緒であるとか舞台の根底に流れる得力というものが感じられない。



 前にも、江姫は新しく出来た初めての父親・柴田勝家(大地康雄)に心を開くことが出来ず、家出して柴田家家中や馬廻り役を困らせ、柴田勝家に張っ倒されることで自身の境遇を自覚し、初めて父親として勝家を受容することが出来たくだりがありましたが…

 今回の『火事で秀忠という人に心服する』という展開、似過ぎているような気がしてならないんですよね。 ( ;=`ω=´)



 確かに題名が『姫たちの戦国』とありますし、08年大河『篤姫』で激動の歴史を生きる女性像を描ききった脚本の妙を、戦国時代に置き直すのだから…当然、姫君たちの視点で見た物語展開になるのは当たり前、なんですが…。

 『女性視点で戦国物語を描く』のと、『女性の価値観をそのまま当時に導入して戦国時代風の物語を書く』のは似て非なるもののような気がするんですが…――ねぇ。


 男尊女卑偏重思想は良くないし受けないのは判りますが、その歴史自体を否定するのは間ってる気がします。
( ;・`ω・´) 

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【大河『江』、今週の注目人物!!】
 今回もこれといって強く推せる武将は居ませんが、しいて言うなら本多正信。



 今までもちょくちょく家康の話し相手として登場し、戦国武将の存在感と威厳が侍女以下な大河『江』、居るのか居ないのかよくわからない酒井忠次や本多忠勝と比較し、わりと目立っていた程度なポジションの正信ですが…実は徳川家康にとって最高の幕僚であると同時に、秀忠にとっても後々まで重要な意味をもつ武将となります。


 特に、次週放送されるだろう関ヶ原合戦では秀忠の評価や人生に大きな影響を与えるかも。

 草刈正雄のダンディな雰囲気、アクの強すぎる岸谷秀吉や向井秀忠の存在感に勝るような武将になっていくかどうか…歴史痛的にはひそかに注目しています。

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【大河『江』歴史物語 〜物語に隠された裏事情〜】

■かつては織田信長すら震撼させた家康自慢の三河武士、けど困った悪癖がありました。

 さて、今週も大河『江』の物語に隠された秘話や裏事情を、需要や真贋を鑑みずに紹介していくこのコーナー。

  まずは前回、太閤豊臣秀吉が直々に読者の皆様へたたきつけた挑戦状の答えあわせからですが…。

┌──────

□正解は、

A 大坂城の見物に来ていた徳川家康から『こんな城、太閤殿下でも落とせないんじゃないですか?』と持ち上げられ、得意のあまり心中にしまっておいた「大坂城攻略法」をのうのうと家康に伝授してしまった。家康はのちに、このときのアドバイスをもとに大坂城を陥落させた。

 でした。
                            ──────┘


 おだてられると調子に乗るのは、猿回しのサルと豊臣秀吉。



 とくに秀吉は大坂城を自信の最高傑作と確信していて、関白太政大臣になり位人臣を極めても、遠方から大坂城をたずねて来たものがあれば自身が率先してガイドになり、広大な城郭や千畳敷の座敷、大坂の街を展望できる朱塗りの天守閣などを案内して回ったということですが…。

 ある日、徳川家康が大坂城を訪れた際も得意になって城内を案内し、感嘆した家康から



『この大坂城は三国無双の堅城でござりまするな。まさしく難攻不落、城攻めに巧みな太閤殿下でも攻めあぐねるのではござりませぬか?』


と持ち上げられたのだとか。

 すると、大坂城も自慢だけどそれ以上に自信過剰な秀吉、あっさり口を滑らせてしまいます。


 『うむ、大坂城は内外二重の堀と幾つもの櫓・石垣が張り巡らされた天下の堅城、まともに力攻めしても落ちるものではない。

  だが、儂ならば…――まずは適当に攻めて、きりのいい所でいったん和睦し、その条件として城の外堀を埋めさせる。


   このとき、何か言いがかりをつけて内堀も埋めさせ、また戦いを再開すればさしもの大坂城も裸同然、攻め落とすことが出来るだろう。』

 と、言わなくても良い事をあっさり教えてしまったんだとか。


 これを参考にしたのかどうかはわかりませんが、徳川家康はのちにこの大坂城と相対した際にまったく同じ手段を使ってこの堅牢無比の超巨大要塞を陥落せしめています。

  まぁ、史実というより俗説にちかい話なので…幾ら秀吉がお調子者でも、こんなことは…。



 いや、言いそうかなぁ…太閤殿下なら。 (;-(、、ェ)-)


 …と、まぁ。そんなこんなで大河『江』は今回、徳川屋敷の大火事というアクシデントを経て秀忠・江夫婦の仲が落ち着くという安いラブコメ漫画みたいな物語展開を見たわけですが…――

 今日は、そんな徳川家康の家臣の扱い方の妙、そして徳川屋敷の警護体制からの出題です。さて、今夜のゲストは…――。



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□お初に御目に掛かりまする。拙者は徳川家家臣・本多佐渡守正信でござる。以後、宜しくお見知りおきのほどを。


 さて、今宵は主君・家康公の代官としてブログ読者の皆々様に『くえすちょん』を献上するべく推参仕った次第にござる。

 本来であれば我が君が謹んで申し上げるべくことなれど、いよいよ風雲急を告げる世情にて、なにとぞ御容赦御理解のほどを宜しくお願い申し上げまする。


 さて、今宵は…ちょうどこの第三十話の頃、伏見徳川屋敷で起きたあるエピソードからの出題にござる。


 此度は物語の上の話なれど、我が徳川家が家中の不注意で火事を起こしてしまい申したが…これは決して徳川家中が花の都に舞い上がり、日々の鍛錬を怠っていたわけではござらん。


 家康公も内大臣の官職を賜り、今や太閤殿下に次ぐ地位を持たれる実力者。その屋敷には大手門に番兵の屯所があり、盗人や不埒者が潜入せぬよう、二十四時間体制で警戒にあたっておったのでござる。


 侍女が火種を落とした程度で大惨事など…――この本佐(ほんざ、本多佐渡守正信の略)の目が黒いうちは絶対に起こさせませぬ。



 なれど、三河武士は主君の為ならば勇敢、不惜身命の忠誠を示すかわりに、粗野で気性が激しゅうござる。


 恥ずかしきことながら…中には屋敷の警護を怠り、番兵の任務を誰かに肩代わりして貰って遊郭にくりだし、遊女を買って春を楽しむ者…早い話が、『風俗遊び』にうつつをぬかす者も居り申した。

 なに。『そんな不届き者は暇を出せばよろしい』とな。


 …それは出来申さぬ。

  三河武士はかつて甲斐の虎・武田信玄公にも賞賛された武辺者揃い。いざ合戦となれば、誰もが家康公のために命を賭するものども、そうでなくても足軽は野卑で度胸のあるものでなければ務まらぬもの。酒や悪所通いで処罰など、とんでもないこと。



 …されど、かといって徳川屋敷の警護を怠られるのも考え物にござる。もし間違いがあれば、此度の大河『江』のような災害や、徳川家の威信にかかわる一大事にもなりかねませぬ。


 そこで、我らが主君・家康公は一計を案じられ申した。


 その結果、徳川屋敷を警護するものに遊郭で買春をするものがはたといなくなり、三河武士の風紀が著しい改善をみせたのでござる。拙者も、そのなさりようの深慮遠謀には思わず膝を叩き申した。


 さてさて、ここで問題にござる。


 果たして、家康公が番兵達の風俗遊びをいっぱつで止めさせた妙案とはいったいなんであったか、読者の皆様方にはお判りであろうか?



 以下の三択より回答だと思う条項を選んでくだされ。

…はて、ヒント…でござりまするか。…――敢えていうならば…『親の血を引く兄弟よりも、固い絆の…』、でござりましょうか。

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@ 徳川屋敷周辺にあった遊郭や妓楼に、『三河弁を話すものが客として来たならば、徳川家に申し出よ。その者に褒美をとらせよう』と喧伝し、未然に番兵達が警護を怠らぬよう工夫をした。三河弁は京洛では目立つため、抜群の効果があったという。

A 徳川屋敷の番兵達に『仲間の職務を肩代わりした者は、律義者として家康公じきじきに褒美を貰うことが出来る』と吹聴した。主君への忠義に厚い三河武士の心根をうまく利用した名案。

B 徳川屋敷周辺の遊郭や売春婦達を調査し、なぜか徳川家康が直々におしのびで遊びに出掛け、大いに盛り上がった(爆。


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 先日の太閤殿下に続き、今夜は徳川家最高の参謀が乱入。最近、『物語に隠された裏事情』じゃなくって知られざる裏話クイズの様なコーナーになってまいりましたが、この際それは気にしない方向で(汗。この問題の回答は次回更新にて発表させて頂きます、乞う御期待。


 はいそこ、2ちゃんの『ちょっと良い話・悪い話スレ』とかROMり倒して、調べようとしない。m9;`・(,,ェ)・)


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■大河『江』 第三十回【愛しき人よ】
【註・あくまで歴史痛の観点から視聴した個人的感想です。】


■総合 ★★☆☆☆ 今回はただのラブストーリー、険悪なまま離縁と思わせておいて秀忠の懐の深さを見せ付け、これまで厭なヤツでしかなかった徳川の御曹司に親近感を湧かせる回でしたので…まぁ、このての女心がさっぱり理解できない赤髭には何も言うことはありません。ただ、もうちょっと…――その、老舗歴史物語の金看板・大河ドラマなんだからもうちょっと深みのある話に出来なかったのかとは思いますが。( ・(,,ェ)・)

■戦闘 ☆☆☆☆☆ 特筆して言うべきことはありません。

■俳優 ★★☆☆☆ 今回の見てて安心する俳優陣は、相変わらず性根のひねくれ具合が素敵な岸谷秀吉と、江の前では良い人やってるけどちょっと裏を見ると安心の腹黒さだった北大路家康くらいしか、戦国武将の風格を感じさせた顔ぶれは居なかったと。…次点で草刈正信。赤点は京極高次。

■恋愛模様 ★★★★★ 今回はたぶんそういう方面のお話だったんでしょう。今まで全然惹かれあう余地もなかった徳川秀忠と暴走江姫がやっと心通い合わすことが出来る夫婦になれたんですし。けど、歴史考証の薄さ・軽視がそのままストーリーの安っぽさを呼んでる気がしてならない。篤姫のような高評価はいまだ耳に聞きませんし…。

■役立知識 ★☆☆☆☆ 家康がまた薬研でごりごりと漢方薬を作ってました。あと、冒頭で秀忠が読んでいたのはおそらく家康がお薬研究の教科書としていた漢籍『本草項目』じゃないかなと。変なとこのディティールに凝るのに、なんで物語の歴史考証は軽く見ますか。

■歴史痛的満足度 ★☆☆☆☆ 大河『風林火山』と平行してみてるせいかギャップが(以下略


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□江紀行で紹介されたのは京都府/京都市。
 豊臣秀吉が最後の居城とした伏見城址(伏見桃山陵)、大河『天地人』で直江兼続の主君として活躍した上杉景勝の屋敷跡周辺、江と秀忠が祝言を挙げた徳川家康屋敷跡…今は日清戦争の英雄・乃木希典が祀られている乃木神社などが紹介されています。

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■さぁ、いよいよ次回は…少々送れ馳せにはなりましたが、太閤秀吉の生涯に最後が訪れます。江の運命の転機や如何に。







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