公戦記 再始動の咆哮 〜ちょうけいこうせんき さいしどうのほうこう〜

 

『長慶公戦記、復興す。』

 

 


 

  前回、弾正のおたんこなすに『三好三人衆のコントは有益じゃない。 ( ゚д゚)y-~~』と、
    視聴者は言わなれなくてもわかりきってる事実を指摘されたんが微妙に悔しいんで
    今回は儂ら三人衆が割りとインテリであること、よって我々のショートコントが
    深い知識に裏付けされたもんじゃということを証明しようと思う。政康、友通、頼むで。
 よっしゃ任しとけ。
     こう見えても儂、フジテレビでADやっとった事があるんじゃ。壁|ω・`)ノ::光;;
     見てみぃ、この光と影のコントラスト。今儂は、確実に篠山紀信を超えたで。
 (急にアフロヘアのヅラを被って)
     ♪Mama,Do you remenber?
       The old straw hat you gave to me 〜

 ハイ政康の方は"証明"でなしに"照明"、
     友通のほうは証明は証明でもジョー山中の"人間の証明"。

     ってそのネタめっちゃ分かりにくい!!! ・・・・・。 y=-(´・ω・`)・∴;;. ターン

 ・・・見事にスベったな。ホンマ、村上ショージとええ勝負やないか。
 ・・・まぁ、とりあえず本題に入ろか。。(´・ω・`)ショボーン
     今回は、"戦国時代用講座A"と云う事で
     『偏ヘンイ という言葉について説明しよか思うとるけん、御静聴願おうか。
 ああ、武将紹介のコーナーを読んみょったら、たまに出てくる言葉やな。
     ・・・何となく意味はわかるんじゃが、とりあえず聞いとこかの。
 戦国武将とはその荒々しい生き様とは裏腹に、縁起や験といった物を担ぎ
     名誉や官職、御家の家格とかを痛く気に掛けるもんなんじゃ。
     それをよく表しているのが名乗り・・・諱イミナ とも呼ばれる、武将の実名やな。
     戦国武士たる家に生まれたる男子は、良い武将となるべく四書七書、弓馬に教養と
     様々な分野における厳しい教育を施される。そいでもって、一端の武士に成長したら
     『』っちゅう、大人になる為の儀式に臨むことになる。

     ほんで、この元服の儀式の中に『加冠』という髪結いを終えた子の頭に烏帽子を被せる
     儀式があるんじゃが、この烏帽子を被せる『烏帽子親』エボシオヤ は、主君または一門の総領、
     それに準じる地位にある大将が務めるのが通例になっとる。
 男の子に生まれると、色々と大変なんだねー。(ノ´・ω・)ノ 〜蝶 
 ほいでもってやな、この加冠の際に烏帽子親は自分の諱の一字を烏帽子子に授ける。
     これを『偏諱』、もしくは「一字書き出し」というんや。
     烏帽子子にとってこの『御一字拝領』というのは大変な名誉であり、
     また、偏諱を与えた烏帽子親も烏帽子子との絆を強くし、忠誠心を高める意義があるんや。
 例えば儂・・・『三好 政康』の場合はこの「」という名が御一字拝領に当たるんじゃ。
     烏帽子親から貰うた一字は必ず名乗りの『頭の方』に付ける。拝領した御一字を名乗りの
     後ろの字に使うっちゅうんは、ごつい不敬な事なんじゃ。試験に出るけんメモっとくんやで。
     ちなみに烏帽子親は・・・儂の親父ははっきりとわかっとらんらしいが、多分
     『三好 政長』様であろうの。
 そしたらじゃ。他の戦国大名の皆さんにも、『偏諱』にまつわる
     エトセトラを語ってもらおかー。ハイ、ゲストの方どーぞッ。( ´・ω・)ノ


 【北条氏康】ホウジョウウジヤス
     関東の覇者にして執権北条氏の裔、小田原北条家第三代総領・北条相模守氏康である。
     儂の烏帽子親は、実父にして北条家第二代総領・北条である。
     なお、北条家一族は早雲寺殿以来、名乗りに『氏』の一文字が含まれるが、
     これは一族に男子が生まれ、その者が元服するたびに一族の総領が偏諱を授けた為
     なのだが、予想以上に一族が増えてしまって誰が誰だかわからず、困っておる。(爆

     氏秀?はて、誰だったかのう。・・・儂の七男だったか・・・ああ、幻庵殿の子だったか。
     何、違う?北条綱成の次男じゃと?・・・えーぃ紛らわしい。後世の史家がきっと間違うぞ。(;´・ω・)

 【浅井長政】アザイナガマサ
     江北に咲いた戦国の仇花、『湖北の驍将』こと浅井備前守長政とは俺の事よッ。
     俺の名乗りは元々『賢政』カタマサと言ったのだが、これは俺の元服当時に
     浅井家が服属していた南近江の大名・六角義ロッカクヨシカタ からの『偏諱』を受けたものだ。
     だが、俺は浅井家が六角家に家来扱いされるのが我慢ならなかったンでな。
     六角家に弱腰姿勢を示す父・久政を無理矢理隠居させ、六角家から独立を宣言した。
     そして当時、桶狭間で今川義元を破って日の出の勢いだった尾張織田家の総領
     織田信オダノブナガ にあやかって名乗りを『長政』と改めたのじゃ。

     だが、その織田信長が義兄と慕う盟友となり、
     やがては御家を攻め滅ぼす仇敵になろうとはな・・・。
     戦国の世とは、何と儚いものなのか・・・。

 【上杉謙信】ウエスギケンシン
     オン・ベイシュラ・マンダヤソワカ……毘沙門天よ、我に闘争をッ。( ・`д・´)
     越後の龍、毘沙門天の化身。領土欲と煩悩に動かず、義理と人情で動く戦国の聖将こと
     上杉不識庵謙信入道である。鉄風雷火、阿鼻叫喚の吹き荒れた無常の世・
     戦国時代において【偏諱】を語る際には、我を語らずに始まるまい・・・。

     さて、我は当初、皆も知っての通り【長尾景虎】ナガオカゲトラと名乗っておtt
     (突然、何者かが横槍を入れる。)
    
 【武田信玄】タケダシンゲン
     ふん、誰が偉そうに御高言を垂れておるのかと思えば、守護 の長尾景虎ではないか。
     いちいち小賢しい講釈を語らずとも、貴様が出世魚の如く節操無い改名を繰り返した事は
     戦国浪漫を知る識者なら誰でも知っておるわ。・・・知らぬは『』と称する本人だけじゃ。
     ・・・紙面の無駄ゆえ、即時に取り止めるが良かろう。(゚Д゚ )
 クッ。・・・今や関東管領上杉家の総領であるこの我を未だに『守護代』と呼ぶ貴様は
     我が永遠の宿敵、"甲斐の猛虎"こと武田信玄ではないかッ。(#・`д・´)

     己が父親を我執の為に国外放し、妹が産んだ娘が可憐らしい少女だったからと
     妹の旦那である義弟をし討ちにした挙句、その娘を事もあろうか
     側室にして、終いには子までませた
人面獣心の輩に、節操を問われる言われは無いわ。
     さっさと甲斐の山里に去ぬが良いッ。
 五月蠅しいッ。黙って聞いておれば、人を煩悩の垢に穢れた山猿の様に
     罵詈雑言で滅多討ちにしよるわッ。

     かくいう貴様とて生涯不犯、毘沙門天の化身などと言っておきながら、
     直江実綱のを側に置くわ人質の姫に横慕するわ美少年の小姓をうわ
     大酒が祟ってアルコール存症になるわ
で、散々ではないかッ!!
     ・・・越後の龍が聞いて呆れるわッ。(゚∀゚ ) HAHAHAHAHA
     其の様な大それた称号を誇るのであれば、秋兄にアル中を癒してもらってから出直して来いッ!
 うぬぬ!貴様は坊主の分際で、事も有ろうに他者の肉体的欠陥を指して
     人を晒し者にして嘲笑うのかッ!!! (#・`д・´) イカリシントウ!

     貴様とて自身の健康管理がなって無かったのは我と一緒ではないか!!
     如何仕様も無いワンマン思考のせいで晩年激務を重ねた結果、重篤な消化器疾患を患い
     一日中便所から出て来れなかったのは何処の誰だ!?

     最晩年に膈(カク。当時の結核、胃癌の総称。)を患った際にはさっさと退却して
     甲斐名物の温泉で養生してれば良いものを、無理に上洛を目論んで進軍して体を壊し
     三方が原の合戦での過労が決定打になってしまい、陣没したのでは無いか!!

 語るに落ちるとはこの事だ!貴様とて不養生と言う点では儂を責められぬぞ!!

     先述した貴様の大酒は酒を絶つと手が震えて幻覚に苛まれ、関節炎で下肢が不随となっても
     止むことが無かった!!・・・その結果、貴様はいよいよあの憎き織田信長を討つ上洛軍を起こし
     居城の越後春日山城エチゴ カスガヤマジョウ から出陣しようとしていたその矢先に
     脳溢血で倒れ、志半ばで幽冥境を異にする事になったのではないかッ!!!(゚Д゚#)


     儂は死に臨んで跡継ぎの四郎勝頼に
     『北条はアテにならんが上杉謙信は義に厚く頼りになる男だ。イザと言う時は謙信を頼れ。』って
     遺言しておいたのだぞ!・・・それを、それをッ・・・貴様という奴はッ!!! ・゚・( ノД`)・゚・。
 おのれ、貴様と言う奴は!!・・・貴様ばかりが心痛を味わったとでも思っておるのかッ!!
     我は当初、貴様の訃報を聞いた時には『最大の好敵手を失ったッ!!!』とひと暫く泣き明かしたし、
     貴様の死とては結局、あの小憎らしい織田信長を包囲網各個撃破の最大の機会を与え、
     結果として彼奴が天下の覇権をほぼ掌中に収める事になったのだぞ!! ( ;`д;´)
 【武田信玄】タケダシンゲン
     ・・・・・・・・。

 【上杉謙信】ウエスギケンシン
     ・・・・・・・・。

 ・・・・酒でも、呑(や)るか。・・・川中島の善光寺近くに、馴染みの焼き鳥屋がある。(゚Д゚ *)

 ・・・そうだな。だが、呑む酒が越之寒梅であることは譲れんぞ。(* ・`ー・´)





 ・・・戦国時代用語講座が・・・。(滝汗


 ・・・これって、
   何ていうツンレ? Σ( ̄▽ ̄;)



 何という、気持ちの悪い連中だろう・・・。



 くそー、謙信と信玄の奴らめ、まんまと盗みおって。(CV.納谷悟朗)
 ・・・いや?連中は別に何も盗まなかったが・・・ただ、このコーナーの為に戦ってくれたんだ。

 いや、奴らはとんでもないものを盗んでいきました。

 ・・・?

 このコーナーの、オチです。( ゚д゚)y-~~





    l´  r'´ ̄` '''ー-‐、く , -─‐- 、.__  r''"´ ̄ ̄``≦_
   _| ./ ─- 、  u uV    , ,ィ 、 ≦l ,.ィィjノノl i 、 ミ
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    l〈r_ ij   ̄ " '{.ゞ'ィスi/ <´n`ー'rf;Yi、ソij ゙ー゚=゙ {セ7′
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  lヽ   ::\. 〈ニ=;‐-/ ./!ー.l   /ー`ニ7vノ、ヽ. l_ ̄`/./
  | \ ::   ヽ`ー‐'// | : \ヾ三//l \: ヽニ´ィ、
  |  _\  ::  ̄∧\.  \:   ̄/| \ヽ /ヽ. ∠ .lヽ




     
・・・今宵は、ここまでにいたしとうございます。





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