2007年大河『風林山』   -第一回 『隻眼の男』 -


栄えある完全版『風林火山』の第一話、全59分30秒。本放送でも初回は一時間スペシャルであったため、カットされた箇所は本来から無かったようです。

第一回にして、戦国さながらの阿鼻叫喚な合戦模様や矢の颪、槍衾に血刀刃の立ち回りに、けれんみたっぷりの兵者詭計也、駄目を押しての男女恋物語。めいっぱい盛り合わせた内容で展開される、記念すべき序章です。冒頭に上杉謙信(Gackt)が颯爽と白頭巾姿で登場しますが、残念ながら登場はまだまさ先の話となります。ちなみに、Gackt謙信が白頭巾姿で登場するのは後にも先にもこのシーンだけだったりします。

       長尾景虎(Gackt)。今回はOPのみの登場。(画像は長尾景虎写真集『龍の化身』)

 見所が多くあり過ぎてどこをクローズアップするべきかが本当に迷われますが、敢えて言うなら主役である大林勘助(山本勘助)を演じる内野聖陽さんの感情色豊かな表情と躍動感のある動きでしょうか。
 内野聖陽さんは片足不具、隻眼の役をクランクアップまで演じきった後に視力の低下や下肢のリハビリを要したとのことでしたが、それもうなづけるほどの熱が入った動きを見せてくれます。内野さんは演技の他にも衣装や盲目となった片目の特殊メイク、演出などにも積極的に意見を出したとのことで、このあたりはやはり劇団文学座出身、舞台俳優らしい演技や視聴者視線へのこだわりようだと思います。

 大河『風林火山』が『利家とまつ』『功名が辻』、昨年の『天地人』といった近年の戦国歴史大河諸作品と大きく趣を異にしてい箇所として、入念な時代考証を行い、それを演出へ見事に練りこんだ点があげられます。脚本の大森須美男さんは『どうせフィクションだろう?』という安易な思い込みを抱かせる出来にはしたくなかった』と熱く想いを語っていますが、その熱意はさまざまな箇所で戦国乱世の無常とそこに生きる人達の姿を見事な浮き彫りにしています。
 合戦の情景としてもはや符号化した感のある『雄叫びと太刀による鍔迫り合い、怒号のぶつかり合い』という安易な合戦開始風景ではなく、最初は待ち伏せ奇襲や弓矢による遠距離攻撃より始まり、それによって多くの死傷者が出る描写や凄惨な乱暴狼藉の乱捕りの情景のリアル、当時の農民や百姓といった被支配層が武士達の合戦をどのように思っていたかという心模様は、物語の奥深さや下級階層から立身出世を夢見る者達の未来予想図達成がどれだけ切実な宿願であり、それが達成されることの艱難辛苦ぶりと諦観がどれほどのものであるかを強く修飾してくれています。

 農民達は死ぬために合戦場に出るのではなく、生き延びるために、家族を養うために槍を振るうのです。また、彼らがそうせざるを得ない事情にあることが衣食に事欠く赤貧粗末な生活風景に描写されている点も見逃せません。
 また、細かいところでは…同盟関係を結んでいる今川・北条連合軍が、寡兵ながら勇猛果敢で近隣に武名を鳴らした武田軍相手に、富士山麓を舞台に繰り広げる挟撃策戦の妙でしょう。また、殺陣も長年大河の太刀周りを指導した林邦史朗さん指導のもと、鎧兜で武装した武者を刀の一閃や竹槍により刺突によって一撃で致命傷を負わせるには、首筋や頚動脈を狙撃するのが鉄則という面をリアルに描いています。

 以上の時代背景や考証の描写は、大河『風林火山』が歴史の予備知識を要する少々敷居の高い作調となってしまったデメリット以上に、深みのある重厚な背景設定となり視聴者を惹きつけるスパイスとなっているように思えてなりません。その重厚な背景設定のもと、『生』へのこだわりや戦国乱世という白いキャンバスの前に十人十色の未来予想図が描かれ、出演人物おのおのが明日へ繋げる道筋を描いていく様が織り成されていきます。

 大河ドラマの第一回は、一年を通じて織り成される歴史浪漫物語における重要な起点になるものですが…これが近年の歴史大河でもかなり残念な視聴率成績に終わった部類であるとは、到底に思えない出来栄えであると強く感じられます。

大林勘助(内野聖陽)
後の山本勘助、道鬼斎晴幸。内野聖陽さんは文芸座出身の舞台俳優、大河ドラマは『徳川慶喜』以来二度目の出演。逆に言えば、二度目の出演で主演の座を射止めたことになります。
 大河『風林火山』クランクアップ後に『風林火山は自身にとって大切な作品』と男泣きするほど感情移入したそうです。
 なお、TBS日曜劇場『仁-JIN』では、今流行りの坂本龍馬役を好演。福山雅治さんとはまた味の違った、良い意味で濃い龍馬像を見せてくれました。勘助とのあまりな違いに、筆者はテロップを見るまで内野さんとわかりませんでしたが(何。
 出だしが『坂道で足を取られて、いきなり滑りちる。』という稀代の軍師らしからぬシーンから始まりこそすれ、第一回から詭計謀計の才略を惜しみなく披露しています。
 自分が知り得た兵法に基づいた推察が的を得ていたことを確信した瞬間や、迫り来る敵に対して臆病者めいた逃走劇を演じながらも巧みに奇襲作戦の布石を打つ様、そしてそれが成功裏に収まったとき。また、戦乱に生きる農民の悲愴感・夢も希望もない空しさを吐露するミツ(貫地谷しほり)に見せる慈愛に満ちた横顔や、彼女が敵の手に落ちそうになったときに見せる様々な心模様は、饒舌であるときも寡黙であるときも、それ以上に内野聖陽さんの表情が一言半句の漏れなく表演しきっている点が見事に思えます。特にあの凛々しい視線が良いです。(惚気。

 脚本の大森さん曰く『人間のダークサイドに焦点を当て、ヒーローらしくない悪役な側面もある、けれどどこか憎めない。そんな主役を描きたかった』という勘助の人物像は、主人公というにはあまりにも泥臭く、表裏の陰陽が濃いキャラクタ付けがされています。敵を欺き窮地を脱するためなら躊躇もプライドもありません。
 けれど、日本全土を放浪して知りえた兵法の知識や奥義でいつかは立身出世すると豪語する青雲の志や、ミツに垣間見せる策士からぬ心情模様からは、山本勘助が二十一世紀を迎えたいまだに存在の真贋がはっきりしないという背景をまったくうかがわせない、『実際に戦国の世を生きた、人間の匂い』や『リアルさ』が滲み出ています。
 偶像なのだけれど理想に走らない、まさに大森さん言うところの『骨太の人間ドラマ』が織り成される戦国乱世の桧舞台、今度勘助はどのように成長し、変化し、飛躍を遂げていくのでしょうか。それが大いに波乱を含むことになると、第一回序章は一時間に渡り見せ付けてくれました。

△ただし、歴史痛的観点で重箱の隅な突っ込みをさせて貰えば、当時の雑兵というのは兎も角、合戦に参加すれば敵の地位階級や武装・非武装の是非に拘わらず、敵の首級を欲しがるものです。合戦場に出たら、自身の働きを証明してくれるのはとにもかくにも首・首、首です。
 ですので、いくら勘助がその舌先三寸に自信があるからといっても、槍の穂先を構えて功名心と野心剥き出しに迫る戦場での足軽歩兵を説得や兵法講釈によってあっけなく鎮撫するのは、いささか無理のあるところでしょう。もっとも、初回からいきなり主人公討ち死にでは絵になりませんし、伝助や太吉がその勘助を目の当たりにした直後に行った挙動で昇華されてもいますが…。

ミツ(貫地谷しほり)
大河『風林火山』を見ていなくても「この子は知ってる!」という人は多いのではないでしょうか。『視聴率的には振るわなかった風林火山が発掘した、最大の収穫。』とも言われた若き名優・貫地谷しほりさんの大河初出演です。
 当時貫地谷さんは弱冠二十一歳でしたが、中学生の頃から演技研究や指導を受けた、その演技力は後に渡瀬恒彦さん他から高い評価を受けました。以降、朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』など、ドラマ主演を相次いでこなす人気女優となりました。なお、貫地谷という姓はそうとう珍しいらしく、日本全土に六世帯ほどしかないそうです。

 さて、そんな貫地谷さんですが…『リアル嗜好を追い求めた、演技力のある出演陣を揃えた』と豪語する若泉プロデューサーの言葉と期待にそぐわぬ見事な演技を見せてくれます。戦乱につぐ戦乱に明け暮れる甲斐国、明日を生きるため赤貧に喘ぎながらも懸命に、両親と長兄を失っても健気さを失わずに生きていく農民の雰囲気を十二分に表演しています。まるで汚泥に凛と咲く水仙の様、戦乱で荒れ果てた甲斐の痩せた土の匂いが感じられるかの様です。

 ただ可憐なだけでは生きられらない乱世のこと、そのたくましさもまた目を惹かれます。今川軍に混じって乱捕りを働いた赤部下野守(寺島進)が適当な繰言を並べ、自身の乱行をミツに責任転嫁した際には、機転と度胸でその見え透いた世迷言を打破するシーンなどは胸がすく思いがしました。

 勘助が敵を斬った際に漏らした言葉は、後々まで勘助の心に残り続けることになります。

 脚本の大森さんは『勘助に恋をさせてやりたい。』とその登場を決めたそうですが、今後どのようにその恋物語が進んでいくのかも、大河『風林火山』序盤…そして後半に続く鍵になっていきます。その展開には要注目、です。

 ■板垣信方(千葉真一)
本作品を以って俳優『千葉真一』を封印引退するに至った、往年の名アクション俳優。『柳生一族の陰謀』『戦国自衛隊』『キルビル』など出演した映画は数知れず、戦国時代を舞台にした物語にも多数出演しています。が、意外なことに大河ドラマはこれが初出演。
 板垣信方は武田勝千代(池松壮亮)の傅役、言い換えれば幼少・少年期の教育指導係としてさまざまな知識技術を教練し、後の武田信玄という人物を鍛え上げる重要な役割を果たします。大河『武田信玄』では菅原文太さんが好演した、武田信玄という人物の生い立ちを語るにあたり父信虎、宿敵謙信に匹敵する最重要人物です。

 今回はまだ重要な役割を果たすことはなく、勘助にその顔を視認・記憶させるに留まるのですが…。

  板垣信方の奮戦。ほんの一瞬でも、往年のアクションが冴え渡る。

何が違うって、彼一人だけ戦場での立ち回り方の鋭さと鮮やかさ、気迫が違う(苦笑、良い意味で)。

 迫りくる北条軍の奇襲部隊を鮮やかな体術でいなし、斬り飛ばす。その姿勢やキャメラを意識して、計算しきった立ち回りはわずか数秒、一瞬のシーンであっても強い印象を残します。勝沼信友(辻萬長)が、飛来した流れ矢で額を撃ち抜かれて退場するあっけなさとはまさに陰陽好対照といったところでしょうか。今後もその存在感抜群な演技には注目です。

 余談ですが、千葉真一さんは映画『戦国自衛隊』(1979年/東宝)において主役・伊庭三尉で出演、武田信玄(田中浩)と一騎討ちを演じ、最後には自動拳銃で射殺してたりします(何。他にも、腕時計を片手に満面の笑顔で軍用ヘリに乗り込む長尾景虎(夏八木勲)など、『戦国自衛隊』でしか見られない情景は数多くあります。若き日の竜雷太さんや辻蔓長さんなど風林火山の出演陣も幾人か出演しています。
 千葉真一さんの演技に惚れたという方は、映画『戦国自衛隊』も是非御覧になってください。

武田信虎(仲代達矢)
日本が生んだ巨匠、世界のクロサワこと黒澤明が認めた稀代の名優・仲代達矢が戦国歴史Fanにもおなじみの暴君にキャスティングされました。
 仲代さんは黒沢映画の代表作『七人の侍』に無名役(どこに出たのかは、本当によーくみないとわかりませんが)を皮切りに『用心棒』では三船敏郎演じる用心棒・桑畑三十郎のライバル・新田の卯之助役に抜擢。カンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した『影武者』では黒澤監督と衝突し主役を降板した勝新太郎さんに替わって急遽主演となり、武田信玄とその影武者役を好演。シェイクスピアの四大悲劇「リア王」をモチーフにして戦国の無常を描いた大作『乱』では、子供たちに裏切られ悲嘆に暮れ、最後の最後まで報われることのない哀れな老君・一文字秀虎を熱演して居り、まさに『風林火山』の武田信虎役にはうってつけの配役です。
 製作陣は、仲代さんがオファを引き受けてくれるかどうか大いに気を揉んだと言いますから、いかにこの『武田信虎』という人物がこの物語前半部の重要な鍵であるかを伺わせてくれます。

 なお、仲代さんはこれが三度目の大河出演。88年大河『武田信玄』では、平幹次郎さんが武田信虎役を好演し、狂乱の暴君振りは長らく武田信虎像を歴史Fanに深く印象付けました。

    武田陸奥守信虎。この何気ない台詞ひとつ聞いても、その深遠に潜む狂気と猜疑心が見え隠れする。(画像は斬Uスピリッツより)

 源平合戦の昔から甲斐国で連綿と続いてきた甲斐源氏・武田家の総領である武田信虎ですが、作中で弟・勝沼信友が語ったようにその生涯は阿鼻叫喚、鉄風雷火の地獄絵図たる戦場で多くを費やした生粋の猛将でした。その気性は短慮粗暴にして悪逆、甲斐武田家の歴史書・一大叙事詩である『甲陽軍鑑』でも、その非道がいちいち列記されるほどの梟雄でした。
いわく、『間も無く産気づく妊婦の腹を引き裂いて地濡れの赤子を引きずり出した』『暴政を諌めた山県虎清・工藤虎豊・馬場虎定といった重臣達を上意討ちで切り捨てた』『狩に出かけては領民を火縄銃で撃ち、弓矢の的にした』などなど。

 その無道を根拠に、おおよそ人の上に立つ指導者・為政者の器ではないと徹底的にこき下ろされています。けれど、彼が国を省みず親類縁者・家臣達を酷使して連戦につぐ連戦に邁進したのは、彼なりに理由があったのです。後に語る機会を設けたいと思いますが、私的に信虎という人物に抱くイメージは『戦うことでしか自身を表現し、家臣領民達に存在意義を示せなかった典型的な例、戦国初期の武人君主像』でしょうか。日本全土を襲った未曾有の騒乱のなか、信虎のような君主は特異例ではありませんでした。信長や秀吉、家康という戦国後期の英雄たちがいかに洗練され、先進的な統治者であったかが良く判ります。

 仲代さんの武田信虎も、聞くものに怖気と畏敬心を抱かせる独特なイントネーションの台詞回し、長く威嚇するように尖った眉毛と口髭の容貌、叛逆の猜疑を抱けば家来でも容赦なく斬り捨てる狂気と、三拍子揃った専制君主像を往年の名演技で遺憾なく表現しています。大河『秀吉』では穏やかながら威厳と風格のある千利休を演じた仲代さんでしたが、その存在感は居並ぶキャスト陣でも屈指ではないでしょうか。さすがは大ベテランといったところ。

 大河『風林火山』前半部最大の敵役であり、主要人物の多くから憎悪を抱かれる典型的な悪役である武田信虎。その存在感には今後も注目です。

勝沼信友(辻萬長)
おそらく、大河『風林火山』を毎回楽しみに視聴していた方でもほとんど印象に残っていないのではないでしょうか、武田信虎の弟・勝沼信友。苗字が違うのは、武田宗家嫡流ではなく分家であるためと思われます。武田家は甲斐国に連綿と続いた名家であるため、信友のような苗字の違う親類縁者がたくさん居ました。板垣、甘利、荻原、馬場、内藤、山県、一条、曽根、穴山、教来石…と、数えていけばキリがないほどです。

重要な役割を果たしそうな雰囲気をしていましたが、後背より奇襲を敢行してきた北条軍の弓矢攻撃を顔面へまともに受け、壮絶な討ち死にを遂げました。顔面に弓矢が突き刺さるシーンは圧巻です。

赤部下野守(寺島進)
武田信虎直臣、物頭。物頭とは、小者…言ってみれば小間使いを束ねている中間管理職のことです。今風に言えば庶務課の課長さんといったところでしょうか。あまり高位ではないことは、管理職であるわりに兜を被っていないこと、騎馬に跨る資格がないことを見れば一目瞭然ではありますが。
武田信虎の家臣であることを声高に誇っているわりには、知恵も気性も小者級な小悪党で…何というか、その立ち居振る舞い全てから『小者!!』というオーラが出ていました。やはり俳優さんの演技というものは本当に素晴らしいです(苦笑。

 視聴者の皆さんがまず疑問に思うことと言えば、今川軍が甲斐領内を乱捕りしていた際に何故か覆面を被り、ミツ(貫地谷しほり)を追い回して居たことでしょう。なぜ、彼は今川軍に混じって乱捕りに加わっていたのでしょうか?

 おそらくは、戦火のどさくさに紛れて領内の村落を荒らしまわり、食料や女子供を奪い取って懐を潤そうとしていたのでしょう。赤部下野守が行方不明、それが今川軍乱捕りと同じタイミングであったことに気づいた甘利虎泰(竜雷太)が『まさか、あやつ…。』となにやら苦笑いしていたシーンがありましたが、おそらくは赤部が火事場泥棒の常習犯であることを示唆していたものと思われます。
 当然、こんなことが信虎にバレたらただでは済みませんが…かといって伝助達、河原村の農民では彼の罪を糾弾することも出来ません。いくら根性が腐っていても、ミツの引っ掛けにまんまとひっかかるような微笑ましい低脳振りであっても、彼は武田家の家臣だからです。
 しかし、勘助はその知略で彼を翻弄して視聴する人に強い印象を与え、最後には窮したふりをして竹槍の一撃、まさに知り難きこと影の如くの奇襲作戦で彼を迎え撃ちます。

 その突き抜けた凡愚振りは、後に登場する青木大膳(四方堂亘)に匹敵するものがあるように思えます。私的には、嫌いじゃないタイプの悪党でした。

■次回は第二回『さらば故郷』、風林火山紀行は山梨県甲府市、武田神社などが紹介されています。

         第一回『隻眼の男』評価表。

今週の風林火山
【註・あくまで歴史痛の観点から視聴した個人的感想です。】
■総合 ★★★★★ 一時間近い本格戦国歴史浪漫の幕開け、見て損は無し。
■合戦 ★★★★☆ 第一回から、戦国時代を体感出来るように重厚な合戦情景の描写あり。勘助の鋭い太刀さばきがあるのも見逃せないところ。
■俳優 ★★★★★ メインキャストの演技力の凄さに、言うことはありません。赤部下野守や、勘助の弓矢に一撃で射殺される北村右近(きたろう)の鬼気迫る絶命振り(何)など、主役級以外の俳優さんの好演も光りました。
■恋愛模様 ★★★★☆ 貫地谷しほりさん演じるミツがかぁいい(何。個人的には、本作のヒロイン好感度は三条夫人>ミツ>>(超えられない壁)>由布姫。
■歴史痛的満足度 ★★★★☆ 乱捕りの描写や虎落おとしの説明、信虎の軍師・荻原常陸介昌勝に触れたこと、刀で切りつける際は首筋を狙うことなど。お、深イイ。と思った点多々あり。




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